【京都イーブックス実績紹介】町民性をPR、移住定住パンフレット「ちかいっ!宇治田原町」

本記事では、京都イーブックスが加盟しているJapan ebooksのメンバーから届いた地方自治体との取り組み事例を紹介します。今回は京都イーブックスより事例をご紹介させていただきます。
※Japan ebooks(ジャパンイーブックス)とは、一般社団法人ジャパンイーブックス活用研究会に加盟する「地域特化型電子書籍ポータルサイト「○○(都道府県名)ebooks」からなるネットワークの名称です。

“京都イーブックス W氏”
宇治田原町の移住定住パンフレットを制作するにあたって、はじめにおこなったのが大阪・本町の「ふるさと暮らしセンター」でのヒアリング。パンフレット完成後、主な配布先となる場所です。そこで実際の移住希望者に対して、どのようにパンフレットが活用されるのか、ご担当者の方にお聞きしたところ、 「いま、町に住んでいる人が読んでも違和感がない。そんなパンフレットがいいですね」 とのこと。この言葉を聞いてピンときたのが、昨年、同町の観光冊子を制作した際、町でお会いした地元住民のことでした。

過去の取材経験を活かす

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宇治田原町は人口約9400人の町。日本緑茶発祥の地であり、日本遺産に認定された文化財やハートの窓の「正寿院」など、さまざまな観光スポットがあります。そんな町のあちこちを観光パンフレットの制作時に歩き回ったのですが、通りすがりの取材陣に対して「あっちには行った?」「気になることあったら、またおいで」「お茶、持ってる?」など、立ち話することが何度も。初対面でも親切で、皆さんとっても気さく。そんな印象が残っていたのです。

これから住む人にとって、この町のやさしさは、何よりも心強いのではないか…

そんな町民の印象をひと言で示したのが

「ちかいっ」

です。過去の取材経験から、冊子のコンセプトは生まれました。

ちなみにこのキーワードには、町民性だけでなく、自然が「ちかい」、京都市や大阪まで車で約1時間で行けるほど「ちかい」といった、町のいろんな魅力も込めているのですが、そのあたりは読んでいただけると伝わるようにしています。

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制作面では京都府立大学の学生さんたちにも協力していただき、いろいろ意見を聞きながら進行。取材への同行や校正などお願いしました。この繋がりもあって実現したのが、京都府立大学主催による地元の中学校で行われたワークショップ。町の活性化や移住定住について考える教材として、移住定住パンフレットを活用していただきました。活発な意見交換を通して、中学生たちの郷土愛を育むきっかけにもなったのではないでしょうか。各地で制作が進む移住者向けパンフレットですが、2次利用を含む総合的な活用が期待されます。

ちかいっ 宇治田原町 “ハートのまち”移住定住プロジェクト

京都イーブックスのW氏、ありがとうございました。

【京都イーブックス実績紹介】町民性をPR、移住定住パンフレット「ちかいっ!宇治田原町」

本記事では、京都イーブックスが加盟しているJapan ebooksのメンバーから届いた地方自治体との取り組み事例を紹介します。今回は京都イーブックスより事例をご紹介させていただきます。
※Japan ebooks(ジャパンイーブックス)とは、一般社団法人ジャパンイーブックス活用研究会に加盟する「地域特化型電子書籍ポータルサイト「○○(都道府県名)ebooks」からなるネットワークの名称です。

“京都イーブックス W氏”
宇治田原町の移住定住パンフレットを制作するにあたって、はじめにおこなったのが大阪・本町の「ふるさと暮らしセンター」でのヒアリング。パンフレット完成後、主な配布先となる場所です。そこで実際の移住希望者に対して、どのようにパンフレットが活用されるのか、ご担当者の方にお聞きしたところ、 「いま、町に住んでいる人が読んでも違和感がない。そんなパンフレットがいいですね」 とのこと。この言葉を聞いてピンときたのが、昨年、同町の観光冊子を制作した際、町でお会いした地元住民のことでした。